『宝石の国』はシリアスな重いストーリーということで有名ですが
シリアスの中にもクスッと笑ってしまうギャグシーンもあります!
そんな『宝石の国』のギャグシーンを8個紹介します。
どれも大好きなシーンです!!!
『宝石の国』とは
『宝石の国』とは、宝石たちが指導者の金剛を守るため、助けるために
共同で生活をして支え合っているという物語の作品です。
宝石たちは金剛を先生と呼び、生活している場所を学校と呼びます。
『宝石の国』の概要
『宝石の国』は市川 春子(いちかわ はるこ)先生によるファンタジー漫画です。
『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載している作品で、2012年12月号より連載が始まりました。
2023年現在では12巻の単行本が発売されており、年に1回くらいのペースで発売されています。
「このマンガがすごい! 2014年」オトコ編第10位を受賞し、
2017年にはテレビアニメも放送されました。
『宝石の国』のあらすじ
『宝石の国』は淡い薄荷色の宝石であるフォスフォフィライトが主人公の物語です。
「古代」と言われるときに「にんげん」が存在し、「にんげん」が滅亡した世界が舞台となっています。
フォスフォフィライトを含む宝石28人は、学校という場所で支え合って生活をしており
時折襲ってくる月人を追い払い、長い年月を宝石たちは生きています。
シリアスの中にあるギャグシーン8選
『宝石の国』はよく「ストーリーがしんどい・・・」「重い・・・」と言われる作品でもありますが、
そんなシリアス展開の中にも面白いギャグシーンがあります!
『宝石の国』のギャグシーン8個を紹介します。
ボルツと組むべきだと思うクラゲ
出典:『宝石の国』コミックス4巻より
フォスが新しい足と腕を手に入れ
1人でも月人を倒せるくらい強くなったときのことです。
ボルツは宝石たちの中でも戦いが得意で、最強でした。
そんなボルツが、強くなったフォスに「僕と組め」と言います。
「僕と組めばその欠点をカバーし、新しくより効率的な戦闘にできる」と言い、
戦闘におけるフォスの欠点を話し始めました。
ボルツと組むのは良いけど、現在のボルツの相棒であるダイヤモンドに話をしなければならないのはフォスでした。
ボルツとダイヤモンドは仲が複雑で、いろいろありました・・・。
そんな面倒ごとも含めてボルツと組むか、組まないかを決めきれないときに
フォスは側にいたクラゲ達に多数決を取ります。
クラゲは4匹いて、「ボルツと組むべきだと思うクラゲー」と言うと
2匹が飛び上がります。
つまり2-2で多数決になりませんでした。
クラゲに決定を任せるフォスと、ちゃんと飛び上がるクラゲが可愛いシーンです。
流石のボルツでも刻めない
出典:『宝石の国』コミックス4巻より
ボルツとフォスが組むことになり、特徴的な黒点から大きな月人が現れました。
大きな月人は学校に向かい、アレキサンドライトと共に月人をバラバラにします。
しかし月人は霧散することなく、小さく可愛くなってしまいました。
小さい犬のような形になった月人はとても可愛く、
流石のボルツでも切り刻めない様子でした。
ボルツの意外性がかわいい場面です。
ちなみにルチルはこの状態の月人を解剖し、
更に小さい月人にしていました。
容赦がありません。
ジルコンの「スッ」
出典:『宝石の国』コミックス5巻より
フォスの次に若いジルコンは、相棒のイエローダイヤモンドを大切に思うがゆえに、
戦闘では力を発揮できないでいました。
そんなジルコンがボルツと組むことになります。
ボルツはあまり話す方ではありませんが、
ジルコンと組んでから、7日間一言も言葉を発さず、
ジルコンは自分が不甲斐ないからと落ち込んでいました。
落ち込んでいるところにイエローダイヤモンドを見つけ、話しかけようとするジルコンですが、
この程度で甘えてはいけないと、呼びかけようとした手を伸ばし、
ヨガをしているようになりました。
この光景を見たアレキサンドライトは「いいのアレ、妙よ」と心配しますが
イエローダイヤモンドは過保護なのもいけないと、そのままにしておきました。
このジルコンの意味不明な動きが面白いシーンでした。
大変結構だと存じます
出典:『宝石の国』コミックス6巻より
フォスは図書室管理 兼 長期療養所管理のゴーストクォーツと組むことになりました。
月人との意思疎通の方法を探るべく、月人にやられたふりをするフォスですが
身体を真っ二つにされると、合金が制御できなくなりました。
そんなフォスを守るため、ゴーストは身体を張ってフォスを助けます。
そうしてゴーストは月人の猛攻によって剥がされ、月に行ってしまいました。
ゴーストの中にいたもう一人の子が黒い子で、フォスのことを許さないと言っています。
そんな二人が組むことになり、黒い子にヘコヘコしているフォスでしたが、
時折バカにしたようなことを言っていました。
「黒い肌 そりゃもう大変結構と存じます」と言っているのがフォスで、
足だけが見えています。
アカンゴーム
出典:『宝石の国』コミックス6巻より
ゴーストの中にいた黒い宝石の子の名前が
「カンゴーム」となりました。
今までは左手をくっつけるため、光を吸収しやすいようにとおしろいを塗っていませんでしたが、
左手もくっついてきたのでおしろいを塗ることになりました。
肌を白くしてフォスの前に現れると、フォスはアンタークと言いかけて途中で軌道修正し、
その結果「アカンゴーム」となりました。
カンゴームにもアンタークと言おうとしたことがバレていました。
真顔で「アカンゴーム」と言っている場面がとても好きで
何度読んでも笑ってしまうシーンです。
笑うとこでーす
出典:『宝石の国』コミックス7巻より
月人との抗争で、フォスは頭だけを綺麗に月に持っていかれてしまいます。
そんなフォスに、頭だけを綺麗に置いていったラピスラズリの頭をつけてみることになります。
ラピスラズリはかつてのゴーストの相棒で、月人との戦いの中で身体を持っていかれてしまっていました。
ラピスラズリの頭をつけるときは、カンゴームが自責の念にかられて自壊しようとしたりと
あまり穏やかではない空気でした。
フォスの身体にラピスの頭を付けたあと、フォスは102年もの間
眠りについていました。
そんなフォスが、まるで昨日起きて今日起きたように目覚め、
みんなが驚愕しているところです。
新しくラピスの頭になり「ニューフェイス」として頑張りますというフォスのギャグに
誰も笑わないところが面白いシーンです。
やだやだカンゴーム
出典:『宝石の国』コミックス7巻より
ラピスの頭をつけて目覚めたフォスは、時折ラピスのような口ぶりになったりしていました。
ラピスの面影にカンゴームが胸を痛めていると、月人との戦いの中で
ラピスの髪の毛を斬られてしまい、散り散りになってしまいました。
ラピスの面影がなくなったものの、ラピスの一部が失われ、
カンゴームはずっと冬の担当をしていた眠気と怒りで
「やだやだやだ」と寝転んでしまいます。
カンゴームの心情が心配なところですが、そんなカンゴームが可愛いシーンです。
ブスって意味?
出典:『宝石の国』コミックス10巻より
カンゴーム達を連れ、フォスは先生を裏切るために月へと来ます。
他の宝石は月に来て、まだ戸惑っている様子ですが、
カンゴームは、目の中に入っていたゴーストクォーツをエクメアに取り除いてもらい、
エクメアと恋人になっていました。
パパラチアやイエローを連れて地上に行ったフォスですが、
カンゴームに頭を割られて月へと帰ってきました。
そのことでフォスはカンゴームに「君が一番頼りになる」と言いますが、
カンゴームは「勘違いだ」「親友みたく思わせて悪かったな」と言います。
そしてエクメアが好きというカンゴームに「趣味わっる」と言い、二人の言い争いが始まります。
お互いを「複合ブス」「暴力ブス」と言い合います。
ブスブスと言い合った後に、フォスは宝石達をもとに戻す研究をしているバルバタの元へ案内されました。
バルバタの「よろしく宝石のお嬢さん」という言葉に
フォスは「オジョウサンってブスって意味?」と無表情で聞きます。
カンゴームとのやりとりでメンタルをやられてしまったフォスですが
そのやりとりが面白いシーンでもあります。
まとめ
『宝石の国』のシリアスの中にあるギャグシーンを紹介しました。
ほとんどがフォスフォフィライトに関わるシーンでした。
物語の後半になると、本当に話が重くなるので
ギャグシーンも少なくなってきます・・・。
ギャグシーンは物語の前半の方が多いので、
後半を読んで辛くなってしまった場合は
また前半を読んで、心を落ち着かせましょう。
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